今日の花(クチナシ/コクチナシ/サフランモドキ/オオキンケイギク)

良く似た花は、左が「クチナシ」(梔子)で、右が「コクチナシ」(小梔子)。どちらも甘いいい香りを漂わせていて、近くを歩くとその香りだけで花が咲いているのがわかるんだよねぇ。名前の通りに、「コクチナシ」の方が「クチナシ」に比べて全体的に小さくて、花の大きさは「クチナシ」が10cm近くあるのに比べて、「コクチナシ」はその半分くらいかな。でも、香りは同じくらいに強いね。

「サフランモドキ」(サフラン擬)と「オオキンケイギク」(大金鶏菊)。「サフランモドキ」は江戸時代に日本に渡来したんだけど、その際に「サフラン」と間違われてしまい、後年になってこの名前になってしまったんだとか。花は可憐で美しいだけに、ちょっとかわいそうだよなぁ(^^;)。「オオキンケイギク」は明治時代に渡来した北アメリカ原産の花なんだけど、繁殖力が強く現在では生態系に影響を及ぼしかねない状況になってしまっているので、「特定外来生物」に指定されて栽培が禁止されているんだそうだ。キレイな花なんだけど残念なことだねぇ。