今日の樹木(椎/棕櫚/いろは紅葉/紅葉葉鈴懸の木)

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左が「椎」(シイ)で、右が「棕櫚」(シュロ)。この時期、山や林を白く染めているのが「椎」の花で、枝先に葉を覆うようにたくさんの花を咲かせるんだよね。この花は独特の甘い香りがするんだけど、下から見上げても花は葉に隠れて見えないことが多くて、香りだけが漂っていることも多いね。「棕櫚」は公園や学校の校庭などで良く見られる樹木で、日本でも結構なじみ深い樹木だよね。「棕櫚」には「和棕櫚」(ワジュロ)と「唐棕櫚」(トウジュロ)の2種類があるそうで、前者が葉先が垂れ下がり、後者は葉が垂れないのが特徴だとか。

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左が「いろは紅葉」(イロハモミジ)の実で、右が「紅葉葉鈴懸の木」(モミジバスズカケノキ)の実。「いろは紅葉」は春先に可愛らしい花を咲かせるんだけど、その後にこんなブーメランのような実をたくさん実らせるんだよね。「紅葉葉鈴懸の木」は、「プラタナス」と呼んだ方が馴染みがある街路樹などで良く利用される樹木でかなり高くなる種類の木だね。この房が、山伏の着る篠懸(すずかけ)についている房に似ていることから、「鈴懸の木」と呼ばれるようになったんだとか。ちなみに「ヒポクラテスの木」と呼ばれるのもこの木。