今日の花(野茨/山法師/吊花/赤松)

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左が「野茨」(ノイバラ)で、右が「山法師」(ヤマボウシ)。「野茨」は蔓性低木で、林の中や土手などの陽当たりのいい場所に自生しているね。俗に「野バラ」と呼ばれるのがこの花で、古くから日本に自生していて万葉集にも「うまら」という名前で歌われているんだそうだ。「山法師」は、似た花の咲く「花水木」と同じ種類の樹木で、例年だとハナミズキよりも一月くらい遅く咲くんだけど、今年は少し早い感じ。ちなみに、「花水木」と同様に花に見えているのはガクにあたる総苞(そうほう)で、本当の花は中央の緑色の部分。

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左が「吊花」(ツリバナ)で、右が「赤松」(アカマツ)。「吊花」は、その名の示すように長い花柄の先に花や実が吊るされたように付く樹木。花は目立たないけど、秋には真っ赤な実が弾けて花柄の先にぶら下がるので、結構かわいいんだとか。「赤松」は、松の中でも代表的な樹で、街路樹なんかにも多く見られるね。ただ最近では全国的に「松枯れ病」の被害が深刻だそうで、ウチの近所の散歩道でもここ最近でずいぶんと切られちゃったんだよねぇ。