今日の花(溝隠/雪の下/常磐露草/姫蔓蕎麦/小判草/朧月)

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左が「溝隠」(ミゾカクシ)で、真ん中が「雪の下」(ユキノシタ)、右が「常磐露草」(トキワツユクサ)。「溝隠」は「畦筵」(アゼムシロ)とも呼ばれ、「溝を隠すほど」や「畦に筵を引いたように」という具合に、田植え前の畦に群生しているのを良く見かけるね。淡い紫色をした花は変わった形をしているので、結構わかりやすいかも。変わった形の花といえばやや湿った日陰に見られる「雪の下」もその一つで、こちらは5枚のうち下の2枚の花弁が大きくなるのが特徴。上の3枚の花弁には文様も入るユニークな姿だよね。その点で「常磐露草」は整った形のキレイな花。ツユクサの仲間だけど、花の形はツユクサとは違ってていて、葉がツユクサに似ているのでこの名前がついたんだとか。この花も繁殖力が強く、もともとは観賞用に渡来したものは野生化したものだとか。

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左が「姫蔓蕎麦」(ヒメツルソバ)で、真ん中が「小判草」(コバンソウ)、右が「朧月」(オボロヅキ)。「姫蔓蕎麦」はヒマラヤを原産地とする渡来植物で、繁殖力が強く、ほとんど手が掛からないのでグラウンドカバーなどに用いられていることが多いんだとか。ただ、その繁殖力の強さですでに野生化していて、道端のちょっとした隙間に生育している姿なんかも見かけるね。「小判草」は、まさに見た目そのものが名前になってて、覚えやすい花だね(笑)。こちらももとは観賞用に輸入されたものだそうだけど、今は道端や空き地などに群生しているね。「朧月」はサボテンなどと同じ多肉植物で、灰色で肉厚の葉が花の形に育つので鑑賞用に生育されているよね。ただ、花は形は美しいものの、1cmくらいとあまり大きくなく、さほど目立たないかも。