今日の自然(合歓木/赤芽槲/禊萩/ヒメアカタテハ)

← 写真左は「合歓木」(ネムノキ)。夜になると葉を閉じるため、そこから「眠りの木」としてこの名前がついたとか。こう見えてもマメ科の植物で、花のあとには大きな鞘をつけてる。万葉集にもこの花が詠われている句があるそうで、昔から人々の目を楽しませてきたんだねぇ。
→ 写真右は「赤芽槲」(アカメガシワ)。河原や海岸などの水辺に生育する低木で、春に出る新芽が赤いので「アカメ」という名前がついたらしい。写真の花は雄花で、雄しべを球状に開いている様はなかなかかわいいと思うね。

← 写真左は「禊萩」(ミソハギ)。陽当りのいい空き地などに生育する高さ1mくらいの植物で、茎の先端に赤紫色の花を多くつける。初夏から夏に花をつけ、旧暦のお盆の頃にも咲いているため「盆花」(ボンバナ)とも呼ばれるとか。
→ 写真右は、その「禊萩」にやってきた「ヒメアカタテハ」。田畑や人家の周囲でもよく見られる蝶で、暖かい地方では成虫のまま越冬するとか。最近では、よく似た姿の「ツマグロヒョウモン」に押され気味だそうだ。