今日の花(花蔓草/露草/紫露草/常磐露草)

← 写真左は「花蔓草」(ハナツルクサ)。多肉植物らしく葉は肉厚。花は「松葉菊」(マツバギク)に似ているけど、やや小さく、葉が広いのが違い。初夏から秋頃まで花が見られる。
→ 写真右は「露草」(ツユクサ)。朝早くに花を開き、午前中には花を閉じてしまうため、朝露と同じという意味で「ツユクサ」という名前がついたという説と、花の色が付きやすいことから「ツキクサ」と呼ばれ、それが「ツユクサ」に転じたという説があるとか。昔から日本にあって万葉集などにもツユクサを詠ったものがあるそうで、その花の開花時間の短さから「儚さ」を象徴する花として有名だそうだ。

← 写真左は「紫露草」(ムラサキツユクサ)。こちらは渡来種で日本には明治初期に伝来したものだとか。おもに観賞用や実験用として生育されているものの、最近では野生化しているものも。実際、この写真はウチの近所の川べりに咲いていたものだし。ちなみに、白花のものもあるとか。
→ 写真右は「常磐露草」(トキワツユクサ)。こちらも渡来種で日本にやってきたのは昭和初期で、すでに野生化して帰化植物となっているらしい。花の大きさはムラサキツユクサに比べるとやや小さめ。葉がツユクサに似ていて、常緑なので「トキワツユクサ」の名前になったとか。